学校の宿題、困っていませんか?その1

リトル学習室

2024年06月05日 07:28

子どもにとって、宿題をすることが大きな負担になることがあります。

例えば、
書き取りを1ページ書くのに1時間以上かかってしまう
計算の仕方がわからなくて、高学年でも付きっきりでないとドリルが進まない
など。

お子さんの努力不足ではなく、少し支援や配慮が必要な場合があります。

支援や配慮というと障害をイメージされる方もいらっしゃると思いますが、目が悪くて黒板の字が見えづらい子が、前の席に変えてもらうのと同じようなものだと考えてみてください。

書き取りは、低学年だとまだ手の使い方に慣れなくて字の形をとるのが難しいことが多いのですが、きれいに書きたくて何度も何度も同じ字を書き直すお子さんもいらっしゃいます。練習にはなりますが、あまり長い時間書いていると疲れてきますし、時間もかかってお子さんも親御さんも疲れてしまいますよね。
お子さん自身が「これくらいでいいや」と思えればいいのですが、それが難しい場合は、きれいに書く代わりに量を減らしてもらうということを相談してもいいかと思います。

高学年の場合、細かい作業をすることが苦手で、小さなますに書くのが難しかったり、小さい文字を読むことが難しいこともあります。学年に関わらず、見たものを覚えておいて書き写すことが苦手な場合もあります。
1文字書くのに相当なエネルギーを使うため、途中で嫌になってしまったり、宿題になかなか取り掛かれないということも起こってきます。
小さなますに書くのが苦手な時はマス目の大きなノートを使ったり、書くの自体に疲れてしまうときは量を減らしてもらうなど、お子さんに合わせてご相談されるといいかと思います。

算数については次回続きを書きますね。