2020年04月17日

子どものやる気を引き出す声掛けを 2

今回はやる気を引き出すほめ方についてです。

書き取りなら、きれいにかけている字や、今まで間違えたり書けなかったりした字が書けるようになっていたら、そこをピンポイントでほめます。
1ページに1つだけでも大丈夫です。
全体的に雑・・・褒めるところがない!と思っても、例えばこの字のこのはね方がいいとか、バランスがいいとか、どこか1つだけでも見つけてほめてみてください。

褒め方についてですが、大げさにしないことが意外と大切です。
「すごーい!!」とほめるより、淡々と「この字のここがいいね。」と伝えた方が、すんなり受け取ってくれます。書き取りが苦手(というより嫌い?)な娘も、1つ字をほめるだけで「この字(ほめた字とは別の字)はあんまり上手じゃないからもう一回書き直そうかな。」とすすんでやり直すこともあります。

算数など他の教科についても、前回できなかったところができるようになったところを見つけてほめます。
ほめるというよりは、認める、という感じでしょうか。
「この前はここできなかったのに、できるようになったね。」という風に。

私だけがほめるのではなく、家族に伝えてほめてもらうこともあります。母親だけではなく、父親やきょうだいからほめてもらうのも、普段とは違って嬉しいようです。

これが一番難しいことかなと思いますが、ほめるためにはお子さんをよく見ることが重要です。
何が苦手なのか、何をがんばっているのか、普段の子どもの様子はどうなのか。
昨日までとは違う何か、毎日頑張っている何か、その日特に頑張っている何かなど、小さなこと、ささいなことでもいいので見つけられると、認めやすく、ほめやすくなります。

ほめるのが苦手な方は、つぶやくだけでも大丈夫です。意外と子どもは聞いていますよ。

  


2020年04月16日

子どものやる気を引き出す声掛けを

宿題になかなか取り組まない、やり始めてもすぐに集中が切れてしまう・・・

そんなお悩みはありませんか?

そんな方に、私が実践している方法をご紹介しますね。


まず、なかなか取り組まないときの声のかけ方です。

「今日は何の宿題が出たの?」と聞きます。
「書き取り」とか「計算ドリル」という答えが返ってきたら、もう少し突っ込んで話を聞いてみます。
「新しい漢字習ったの?へー、こんな字も書けるようになったんだねぇ。」「算数はもう〇〇を習ってるんだね。」
など、会話をしながら、徐々に勉強に向けて気持ちを作っていきます。

これで自分からやり始めたらOKですが、それでも始められなければ、宿題をランドセルから出してみます。疲れてしまっていると、それすらもハードルになってしまうことがあります。宿題の部分を開きます。内容を見て、普段のお子さんの様子から、ここなら、この量ならできそうという部分に目を向けます。
書き取りなら1行から(それも難しければ一単語、一文字でもいいです)、算数なら解きやすいもの1問からやってみます。
「じゃあ、まずここをやってみようか。」と声掛けします。「ここだけでいいから」と言ってしまうと、「他はやらなくていい」と受け取ってしまいかねないので、言わないようにしています。

少しずつやっていきながら、減っていくやっていない部分にも目を向けます。「あと3文字で1行終わるね。」「あと2行で1ページ終わるね。」などです。もしそれでも疲れてしまったら、途中で休憩をはさみます。真剣に遊び始めてしまうと学習に戻ってくるのが大変なので、学校であったことを聞いてみるとか、少し体を伸ばしてみるとか、おやつを食べるとか、少しの時間でできることをしています。
様子を見て声をかけ、宿題に戻ります。

ポイントは「~しなさい」と言わないことと、「取り組みやすい声掛け・環境づくり」です。




お子さんに合う声掛けの仕方を探してみてくださいね。  


2019年08月26日

おうちまつりを開催しました。

小学校の夏休みが最後となった昨日、おうちまつりを開催しました。
今年は子どもたちと一緒に準備をし、準備ができた10時半からスタート。

出店は
・たこやき  ・フランクフルト  ・フライドポテト  ・バナナチョコ  ・ジュース  ・からあげ
・さかなつり  ・しゃてき  ・わなげ  ・おかしつり  ・販売
の11店。

去年とは価格も見直し、10円単位で買い物ができるようにしました。
50円は10円がいくつでしょう?の問いに答えらなれかった1年生の娘も、最終的に「50円と10円を組み合わせて100円を払う」ということがスムーズにできるようになっていたのにはびっくり&笑ってしまいました。



この夏は、特に息子の成長を感じました。こちらが何も言わなくても、すすんで「今日の課題」に取り組み、どんどん終わらせていく。「毎日の課題を終わらせたらおまつりけんゲット」で、かなりの額を稼ぎました。たまにだらだら過ごしてしまい、夜になってしまってもそこから奮起してがんばっていました。
おまつりけんのためとはいえ、すすんでやることをやっていく姿勢は素晴らしかったです。

娘はやっぱりね、という感じで、「めんどうだから」「つかれたから」と、あと1~2こで終わるのに!というところでクリアできず、おまつりけんがもらえない日が何日もありました。
でも、おまつりが終わった昨日、お手伝いをお願いしたら「おまつりけんもらえないけど、やるよ!」と笑顔で答えてくれた娘。そういうところは本当に素晴らしいよ。

夏休みに一生懸命貯めたおまつりけんをすべて使い果たし、それでもまだ買い足りない・遊び足りない気持ちで終わりを迎えたこどもたち。
これまでの経験や、その気持ちから、何かを学び取ってくれるといいなぁ。
息子はお金をかせぐことの大変さも身にしみてわかったようです。

こうして今年も無事おうちまつりは終了しました。
準備編がまだ途中のままになっているので、また後日UPします。  


2019年07月17日

おうちまつりの準備を始めました。~3~

今日は、前回ちょっとだけ触れた『計画性』についてです。おまつりけんのため方や使い方についてのお話です。

今回は先に「販売するもの」(おうちまつりの準備~1~参照)を子どもたちに公開しました。大体の値段も合わせて伝えました。
ここで、欲しいものの値段がそれぞれわかったので、それを目標におまつりけんをためていく、という『目標』を立てました。

おまつりけんのため方については、いろいろな方法があります。

まず、1日で貯められる額について。

毎日必ずやること(勉強、運動、手伝い、片付けなど)がすべてできたら50円。
今年はこれに加えて、連続でできたら10円ずつアップできるというおまけつき。1日目は50円。2日目は60円。3日目は70円…と上がっていきます。もしできない日があったら、また50円からスタートです。
これは、去年下の子が「今日はやらなくていいや」という日が後半増えてしまったため。『毎日きちんとやることは大切なこと、そして難しいこと。だから、きちんと毎日がんばるんだよ。』ということを今年は伝えました。大人も、毎日仕事をしっかりがんばった人にはボーナスがあったり、手当が出ることもあるんだよ!と話をしました。

3年生の息子はこれがあればおまつり楽勝~と思っている節があったので、「1日50円で30日もらうと、いくら?」と計算させてみると、思ったより少ないことが分かったようで。(もちろん、おまけがあればもう少し増えることにはなりますが。)これだけじゃほしいもの全ては買えない!と気づき、他にもがんばろうという気もちになったようです。

次に、プラスアルファでためられるものについて。
大きな宿題(絵や、作文、工作などの提出物や、ワークやドリルなどを1冊やりおえる)ができたらそれぞれ100円。
息子は去年、このために3つ提出すればいい宿題を5つがんばりました。

最後に、お手伝いについて。
お手伝いをすると、ポイントがためられます。ものによって1ポイントか2ポイントがもらえ、カードがいっぱいになったら、今年は200円もらえます。洗濯物を干したり畳んだり、お皿洗いや布団敷きなど、子どもたちが手伝えそうなレベルでいろんなものがあります。

子どもたちの強い希望で、7月に入ってすぐにお手伝いポイントはためています。娘はお手伝いが大好きで、こまめにいろいろやってくれます。娘はすでに1枚ため終わりました。
お手伝いに対価を与えるのは賛否両論ありますし、私自身もどちらか悩む問題ですが、楽しく取り組めること、たとえごほうび目当てでも繰り返しやることで「やり慣れる(上手になる)」「やることに抵抗がなくなる」と、去年のお手伝いで分かったので、今年も引き続きやることにしました。

  


2019年07月07日

おうちまつりの準備を始めました。~1~番外編

前回お伝えした、自作ノートですが、作り方を書いておきます。

まずは、好きな箱を用意します。

表面と、裏面を切り取ります。ものによって裏面が使えない場合は、表面と同じ大きさに切った厚紙を用意します。

コピー紙など、好きな紙を、先ほど用意したものと同じ大きさに切りそろえます。

表面の紙、コピー紙、裏面の紙と重ね、とじたい部分から少し離してクリップでとめます。

とじたいところを、キリなどで1~1.5cmくらいの間隔で穴をあけます。

2重にした糸を、穴に通していきます。

糸の初めと終わりを結んだらできあがりです。


  


2019年07月04日

おうちまつりの準備を始めました。~1~

昨年、夏休みに自分の子どもたち向けに開催した「おうちまつり」。

今年も子どもたちからの強い希望で、開催に向けて準備を始めました。

始まりは、夏休みに仕事が忙しくてあまり遊びに連れていってあげられないので、何か思い出を作ってあげたいということと、私の仕事中もだらだら過ごすのではなく、勉強や運動、手伝いなどもしながら有意義に過ごしてほしい、という思いからでした。

開催したおうちまつりについての反響が思ったより大きかったので、今年は準備も含めてアップしていこうと思います。

昨年の物を土台として、少しやり方を変えたところがありますので、それも一緒に書いていきたいと思います。


準備その1 ~販売~

いわゆる「おもちゃやさん」のようなものです。去年は、ビニールポリで作ったドレス、厚紙で作ったお面、紙工作などを販売しました。











今年は、娘がほしがっているポケットポーチと、書くことが大好きな息子向けに、ノートを作りました。












販売は他にも文具や小物などを用意する予定です。
  


2017年07月24日

夏休みの準備をしました。



夏休み用の予定表を作りました。
毎日必ずするものと、夏休みの間にしなくてはいけないものを分けて貼り付け。
青い方が1年生の息子用、黄色い方は年中の娘用です。

終わったら磁石をはずしていきます。毎日何をするのか、何が終わってないのか一目瞭然です。

「あれは終わったの?」「これやったの?」となるべく言わずに過ごせるといいなぁ(^^)  


2016年11月02日

やってみせるのが効果的。



子どもに何かをさせたい!と思った場合。
教え込むより、やっているところを見せるのが効果的です。

スプーンがちゃんと持てない場合は、親がスプーンを使っているところを見せる。

本を読んでほしかったら、本を読んでいるところを見せる。

勉強してほしかったら、親が勉強している姿を見せる。


実際、うちの子たちに「鉛筆の持ち方」を教えたことはないですが、初めから握って持ちませんでした。
子どもたちの前で家計簿をつけたり、手紙を書いたり、私が鉛筆を持っている姿を見せて来たからかなと。(見せようと思ってやっていたわけではないですが)

トップの写真は、息子が1歳2ヶ月の時の写真です。


子どもに何かを教えたいとき、やってほしいことがあるとき。親がやってみせるのが意外と手っ取り早いかもしれません。

うちの子宿題ちっともやらないの!
とお困りの方、お子さんの前で一緒に勉強してみるといいかもしれませんよ(^^)  


2016年08月20日

指示は短く、的確に。

小さい子どもに何か伝えたいとき。

なるべく、短くわかりやすい言葉で伝えるほうが伝わりやすいです。

叱るときも同じ。

ついつい「わかってるのかな?」と言葉に言葉を重ねてくどくど言ってしまいがちですが(私もそうです)、短く伝えたほうが伝わります。
…だからと言って、言ったことをしてくれるとは限りませんけどね…


  


Posted by リトル学習室 at 20:20Comments(0)小さい子への関わり(生活編)

2016年07月11日

「事前に伝える」だけでうまくいくことも

お店に行った時の「お菓子買って」

公園に行った時の「まだ帰らない」

公共施設での大騒ぎ


小さいお子さんをお持ちの方は頭を悩ませますよね。
事前にグズグズが予想される時は、あらかじめ子どもに話をしておくことでうまくいく場合がありますよ

お店に入る前、できたらお店に行く前の家の中から数回「お菓子は買わないよ」
公園に行く時「◯時になったら帰るよ」
公共施設に行く前「静かにしようね」



まだ話せるか話せないかくらいの小さいお子さんには、行く所の写真を見せたり、時間になったらアラームが鳴るようにしておいたりすることも効果があります。

私の子どもたちも、まだ時計が読めるようになる前はよくケータイのアラームを約束の時間にセットして「鳴ったら帰る」をしていました。
◯時だから帰るよ、より分かりやすかったのか、スムーズに帰宅できました。


「見通しがたつ」というのも、グズグズ回避になります。
お出掛けなども、ただあちこち回るより
まず◯◯に行くよ
次に◯◯に行って
その次に◯◯に行ったら帰るよ
と、事前にどこに行くかわかっている場合は伝えてみてください。


「まだー?」「もう帰りたいー」
が減るかもしれませんよ。
  


Posted by リトル学習室 at 07:19Comments(0)小さい子への関わり(生活編)