子どものやる気を引き出す声掛けを 2

リトル学習室

2020年04月17日 20:21

今回はやる気を引き出すほめ方についてです。

書き取りなら、きれいにかけている字や、今まで間違えたり書けなかったりした字が書けるようになっていたら、そこをピンポイントでほめます。
1ページに1つだけでも大丈夫です。
全体的に雑・・・褒めるところがない!と思っても、例えばこの字のこのはね方がいいとか、バランスがいいとか、どこか1つだけでも見つけてほめてみてください。

褒め方についてですが、大げさにしないことが意外と大切です。
「すごーい!!」とほめるより、淡々と「この字のここがいいね。」と伝えた方が、すんなり受け取ってくれます。書き取りが苦手(というより嫌い?)な娘も、1つ字をほめるだけで「この字(ほめた字とは別の字)はあんまり上手じゃないからもう一回書き直そうかな。」とすすんでやり直すこともあります。

算数など他の教科についても、前回できなかったところができるようになったところを見つけてほめます。
ほめるというよりは、認める、という感じでしょうか。
「この前はここできなかったのに、できるようになったね。」という風に。

私だけがほめるのではなく、家族に伝えてほめてもらうこともあります。母親だけではなく、父親やきょうだいからほめてもらうのも、普段とは違って嬉しいようです。

これが一番難しいことかなと思いますが、ほめるためにはお子さんをよく見ることが重要です。
何が苦手なのか、何をがんばっているのか、普段の子どもの様子はどうなのか。
昨日までとは違う何か、毎日頑張っている何か、その日特に頑張っている何かなど、小さなこと、ささいなことでもいいので見つけられると、認めやすく、ほめやすくなります。

ほめるのが苦手な方は、つぶやくだけでも大丈夫です。意外と子どもは聞いていますよ。


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